2020年ビーニャ・ファレルニア・カルムネール・グラン・レセルバ 750ml
販売価格: 2,112円(税込)
商品詳細
標高1700〜2070m、広さ30ha。おそらく世界で最も高い場所にある葡萄畑のひとつです。日中は焼けるほど暑く、日が落ちると急に寒くなるという、寒暖差の激しい場所です。畑に水源があり、1500年前インカ時代の石で造った水路を利用しています。ここにはペドロ ヒメネス、ムスカテル、ソーヴィニヨン ブラン、カルムネール、シラーが栽培されています。
ペドリスカルの葡萄を使います。雨がなく、風があり乾燥しているため、樹の上で「アパッシメント」が出来ます。葡萄は葉の無い状態にして、樹に吊るしたまま乾燥させ、収穫を通常よりも2ヶ月遅らせ、さらに集約させます。葡萄は次第に乾燥し、少し触れるだけでもぼろぼろと落ちるようになります。葡萄の水分は30〜35%無くなり、より集約感が生まれ複雑味が増します。アパッシメントするのは、甘みを出すためではなく、荒々しさの無いしなやかなタンニンのワインを造るためです。口当たりは甘く感じますが、残糖分は僅か5g/Lです。全体の60%に乾燥させた葡萄を、残りの40%は通常通り収穫した葡萄を使い、別々に醸造します。自動でピジャージュする装置の付いたステンレスタンクで発酵させます。アメリカンオークの樽(主に新樽)で6〜8ヶ月熟成させます。輝きがある深い色合い。粘性が高く、非常に濃厚で、煮詰めたプラムやバニラ、洋タバコの葉、スモーキーで芳ばしい香りがあります。信じられない程柔らかで、噛めそうな程ふくよかなボディがあります。
カルメネールは、18世紀初頭のボルドーでは、メジャーな品種であった。しかし、19世紀のフィロキセラの大流行によって絶滅。難を逃れたものがチリで栽培されるようになった。チリではメルローだと認識されてきたが、最近になってカルメネールであると判明し、「幻のブドウ復活」として話題を呼ぶ。熟したトマトのような香りがあり、力強い味わいのワインとなる。